今日の料理人の家めしは「あん肝ベーコン巻ぽん酢ソース」です。
アンコウは骨、目玉以外捨てるところがありません。ヒレ、皮、身、肝、胃袋、全て食します。中でも一番の珍味は「肝」です。アンコウの肝なので「あん肝」と呼ばれています。
フォアグラが肝の王様なら、あん肝は肝の女王ってところです。海のフォアグラと言われるくらいですから。産地は山口県下関や茨城県、青森で青森ではアンコウの肝和えが郷土料理になっています。あんこう鍋では出汁に肝を溶いた「どぶ汁鍋」が有名で、これも絶品です。
アンコウは吊るし切りという方法で下ろします。アンコウを吊って胃袋に水を入れ皮、内臓、身の順番で下ろしていきます。アンコウならではの下ろし方です。
今回の「あん肝ベーコン巻ぽん酢ソース」はあん肝、ベーコン、バター、にんにく、青ネギ、ぽん酢職人の技、全て相性の良いものばかりの味のコラボレーションです。
【作り方】
・あん肝はお酒に10分ほど浸けておきます
・あん肝に少し塩を施してベーコンで巻きます。
・ベーコン巻きにしたあん肝に粉打ちをしにんにくのスライスと一緒にバター
を敷いたフライパンで弱火でじっくり焼きます。
・火が通ったらあん肝ベーコンを取り出し皿に盛ります。
・温まったところにぽん酢「職人の技」を入れ、あん肝ベーコンに掛けます。
・最後に青ネギの刻みとすり胡麻をトッピングすれば出来上がりです。
これを食べれば少し感動するかもしれません(マジで!)
美味しくてひっくり返らないでくださいね(笑)
さて、明日は何を作ろうか